善意が逆に悲劇を… 弱っている野生のアザラシを助けた結果

弱っている野生動物を素人が助けてはいけない理由

善意が逆に悲劇を生んでいます。

野生動物が困っているのを見つけたら、とりあえず自分で助けようとしないでください!

人間の善意によって野生のアザラシの赤ちゃんが死んでしまうという悲劇が、続けて2件起こりました。どちらも、親に捨てられていると思い込んだ赤ちゃんを人が助けようとした結果です。

まず1件目。ワシントン州のウエストポートのビーチで、ある女性がアザラシの赤ちゃんが捨てられていると思い、ショッピングバッグに入れて家に連れて帰りました。

「彼女は自宅にアザラシを連れ帰ったものの、どう世話していいのかがわからないことに気づいたそうです」と語るのはアメリカ海洋大気庁の広報官。「そして地元の水族館に連絡をしました」

連絡を受けた水族館職員のMarc Myrsellさんは、「職員が彼女の家に到着したとき、アザラシの赤ちゃんは生きてはいたものの、ほとんど動かない状態でした。普通こういった動物たちは、人間が近づくと噛みつこうとしたり逃げようとするんですが、この赤ちゃんはかなりぐったりしていました。赤ちゃんを持ち上げてセンターに運んでいるあいだ、眠っている人間の赤ちゃんを抱き上げるような感じでした」と語っています。

関係者たちは赤ちゃんを元いた場所に戻したかったようですが、時すでに遅し。Myrsellさんによれば「すでに反応もなく、赤ちゃんを救うには時間が経ち過ぎていました」ということで、残念ながら安楽死させるという結果に。

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そして2件目は、オレゴン州のビーチにいた赤ちゃんアザラシを見つけたカップル。こちらも親に捨てられたかはぐれてしまったのだと思いこみ、タオルで包んで家に連れて帰り、シャワーを浴びさせます。連絡を受けた関係者たちが翌日ビーチへ赤ちゃんを戻しましたが、その次の日には死んでいるのが見つかったとのこと。

最近こうした野生動物を善意で「レスキュー」する人が増えているため、アメリカ海洋大気庁は注意を喚起しています。

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